平成17年3月20日(日)10時53分、福岡市北西約40キロ沖を震源とするM(マグニチュード)7の地震が発生しました。震度は、福岡市中央区、東区、前原市で震度6弱、福岡市西区、早良区、新宮町、志摩町、春日市などで震度5強、県北部から県中・南部の広範囲にかけて震度5弱から震度3を記録しました。
特に被害の大きかった福岡市西区玄界島では、住民の全島避難が行われ、島に残された愛玩動物(ペット)たちや、学校飼育動物などの状況が心配されました。
福岡市保健福祉局生活衛生課では避難所の住民に対し飼育動物についての聞き取り調査を行い、島に残っている動物たちの保護収容と給餌など、被災動物の救護に関する対応を行いました。保護された学校飼育動物の一部は市内の動物園に収容され、ペットたちは避難所で待っている飼い主の下に無事届けられています。
また福岡市獣医師会により、飼い主とともに同行避難し避難所で生活している動物たちの健康診断が行われました。
本協会福岡県管理士会では、福岡市からの依頼により、福岡県獣医師会、福岡県動物福祉協会、福岡市獣医師会、NPO法人どうぶつ会議所とともに、被災動物の支援に備え、犬のシャンプーなどの支援を行いました。
学校で飼育されていたウーパールーパーや、飼い主とともに九電体育館に避難したペットのイグアナなど、避難所での生活が難しい動物は、動物園の協力を得て、安全な場所に移ることができましたが、こうしたペットが多数避難してきた場合、今回のように整った環境に預かっていただけるとは限りません。水槽で飼育しているペットや、温度湿度の管理が必要なペットなど、特殊な環境が必要なペットの避難に関しては、飼い主の心構えと準備が必要であることを痛感しました。
平成17年3月20日に設置された福岡市災害対策本部は、その後、重大な被害発生が見込まれない状態となったことに伴い、平成17年5月31日8時をもって廃止されました。
地震発生から2年、仮設住宅で犬や猫と共に避難生活を送っていた方々は、それぞれ帰島されたり、居を移されたりしています。玄界島復興事業は、平成19年度末を目標に、現在も復興工事が進められています。
皆様からは玄界島の動物たちの身を案じるお問合せをいただきました。
温かいご厚情、ありがとうございました。

