福島原発警戒区域への一時帰宅における、中継基地でのペット保護・収容サポートおよび受付担当者の手配と派遣
平成23年5月上旬より福島県で開始された警戒区域への一時帰宅にあわせて、自宅に残してきたペットの保護を希望される方のための受付が中継基地に設置されました。
本協会では環境省・福島県からの協力依頼により、受付担当への協力要請や、人員の日程調整などのコーディネート業務を行っています。
福島県支部、栃木県支部、山梨県支部、東京都支部の役員、協力団体様、協力企業様などに協力を要請し、本協会役員・職員を含め、本協会ではのべ約370名(全体の75%)の派遣を行っています(平成23年8月26日現在)。
■一時帰宅実施期間
5月10日〜8月26日
■一時帰宅実施日数
60日(うち、本協会関係者の派遣日数59日)
主な業務内容
1.中継基地における住民の方へのお声掛け
(「犬・猫の保護をしています」と書かれたボードの掲示、ペットフードをお持ちの方へのお声掛け)
2.動物保護希望者の方から、自宅住所や飼育している動物の種類、頭数などを聞き取り、所定の用紙へ記入
3.首輪やリード、キャリーバッグ、ペットフードなどのお渡しと、注意事項のご説明
4.ペット回収保護班(福島県や他都県の職員)へ、保護希望者宅の地図情報や飼育動物の種類・頭数などを連絡
5.一時帰宅住民と動物保護担当者が中継基地を出発した後の、保護担当チームとの状況連絡
6.一時帰宅終了後、中継基地へ戻ってきた住民の方への放浪動物の目撃情報の聞き取り
7.動物保護希望者に、自宅に動物がいたかどうか、保護できたかどうかの聞き取り
8.ペット回収保護班との、動物の保護・収容結果の確認
危機管理の観点から、警戒区域内での動物救護は自治体職員や環境省が委嘱した専門家が行い、どうぶつ救援本部は警戒区域外でのお手伝いをさせていただいております。
PHOTOS
ボードでのご案内を中心とし、ペットを飼っていらっしゃらない方に配慮しました
受付された飼い主さんお一人お一人に、ペットの保護方法などをご説明しました
お渡ししたフードやキャリーバッグをお持ちになり、ご自宅に向かわれます
受付でお伺いしたご住所をもとに、住宅地図に印を付けていきます
飼い主さんのご自宅の場所に印をつけた住宅地図をペット回収保護班が確認し、保護・収容ルートを検討します
協会本部の活動
被災した動物たちへの救援活動報告
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