飼い主のマナーハンドブック(日本愛玩動物協会)
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犬編ブラッシングやシャンプーなどの体の手入れトイレの設置や排泄物の放置隣家との仕切り板の前や非常用ハシゴのハッチの上にハウスやクレートを置く9共用部分でペットを飼うことはもちろん禁止ですが、「たまにベランダに出して体の手入れをする」などの行為もNGです。共用部分でのマナーを再確認しておきましょう。「部屋の中を毛で汚したくないから」と、屋外でブラッシングをするのもNG。飛び散った毛が風に乗って近隣のベランダに舞い込んだり、洗濯物に付着するなどの被害を起こすおそれがあります。実際に、飛び散ったペットの毛が原因で訴訟を起こされた事例もあります。シャンプーや爪切りなども同じことです。ペットの体の手入れは室内で行うのが決まりです。終わった後は掃除機などできれいに掃除し、室内での抜け毛などの飛び散りを防ぎましょう。「部屋の中が臭くなるのが嫌だから」と、ベランダなどにトイレを置いて排泄させるのはNG。近隣の住人がベランダに出たときに排泄物のニオイが漂ってきたら、いい気持ちはしません。また、ゴミの回収日までの一時保管場所として、排泄物をベランダに置いておくのもやめるべきです。排泄物のニオイが周りに広がったり、害虫が集まってくるおそれがあります。ペット用グッズに限らず、動かしにくい大きなものや重たいものを、隣家との仕切り板や非常用ハシゴのハッチをふさぐ形で置くことは禁止されています。いざというときの避難ルートになるベランダをふさぐことは、自分やペットはもちろん、ほかの住人の命を危険にさらすことになりかねません。NG!NG!NG!ベランダや専用庭でのNG行為

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