マイクロチップとは ペットが迷子になったときのために、飼い主を明示したものを必ず装着しておきましょう。そうでないと運よく保護されても相手からあなたに連絡することができませんし、最悪の場合、殺処分されてしまうことも考えられます。犬・猫には首輪と迷子札を必ず装着しておきましょう。また、犬には鑑札と注射済票の装着が義務づけられています。 直径1〜2㎜、長さ8〜12㎜の円筒形の電子標識器具。動物病院で首の背中側の皮下に埋め込んでもらいます。装着時の痛みはほとんどなく、首輪のように脱落する危険がないため、安全で確実な身分証明の手段といえます。ただし、あらかじめその番号と対応する飼い主の名前や連絡先などをデータベースに登録しておかないと、飼い主を特定することができません。マイクロチップを装着する際には、忘れずに登録しておきましょう。 また、マイクロチップを装着した犬や猫を飼い始めた飼い主に対して、環境省のデータベースへの登録が義務づけられています。いと、ノラ猫と見分けがつきません27迷子札やマイクロチップで行方不明を防ぐ犬と猫のマイクロチップ情報登録逸走して迷子になってしまう、屋外で交通事故に遭うなど、日常のなかにはさまざまな危険が潜んでいます。しかし、それらの危険は飼い主さんのちょっとした気遣いで避けられたり、防げるものがほとんどです。日頃からの備えで、ペットの安全を守りましょう。 個体識別の手段として最も良い方法はマイクロチップです。小さな電子標識器具を首の背中側の皮下に埋め込むもので、リーダー(読み取り機)をかざすと15桁の固有番号が読み取れます。犬は2週齢、猫は4週齢ごろから埋め込みができ、ほかの哺乳類や爬虫類、鳥類、両生類、魚類など、ほとんどの動物に使用できます。Column迷子札首輪や迷子札がなをしたときに交付される標識。登録番号によって身元がわかるようになっています鑑札各市区町村に登録には行政への照会が必要ですが、迷子札に連絡先が書いてあれば一目瞭然ですを受けた証明。これがないと、ドッグランなどが利用できないことがあります迷子札鑑札で身元を知る注射済票狂犬病の予防注射個体識別できるようにPart2犬・猫には必ず首輪や迷子札などを装着迷子への備え
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