飼い主のマナーハンドブック(日本愛玩動物協会)
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火気や蒸気洗剤や石けん棚の上の敷物浴槽散歩中の逸走交通事故ほかの動物に襲われる29ペットは思わぬものを口にしてしまいます。誤飲誤食を防ぐため、部屋はきれいに片づけておきましょう屋外は室内と異なり、さまざまな事故の危険が高くなります。散歩中は気を抜かないようにしてください。熱い蒸気が出ている炊飯器の上に乗ったり、調理中のガス台に乗ったりするとヤケドをする危険があります。キッチンにはできればペットを入れないようにしましょう。冬はストーブでのヤケドにも要注意です。洗剤やつけ置き洗い中の水をなめたり、石けんをかじって中毒を起こすことがあります。洗剤や薬品類はペットの届かない場所に保管しましょう。棚やタンスの上に上がったときに、敷物がずり落ちて一緒に落下し、ケガをすることがあります。熱い湯船の中に落ちればヤケドを負いますし、浴槽の壁を這い上がれず溺死してしまう危険もあります。ペットは風呂場には入れない、浴槽の水は抜いておくなどして防いでください。大きな物音に驚いて突然走り出してしまい、そのまま迷子になってしまうことがあります。雷や花火の音は要注意です。リードはつねにしっかり持ってください。動物は走ってくる車の前で硬直してしまう習性があります。ペットの交通事故が多いのはそのためです。ペットを放し飼いにするのは危険です。本能的に別の動物を襲ってしまったり、ペット同士でケンカになることがあります。いざというときにペットを守れるかどうかは飼い主さんにかかっています。こちらが傷を負わせた加害者側の場合、慰謝料などの責任問題に発展することもあります。屋外

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