犬 猫 小動物犬 猫 家畜猫 犬猫 犬 猫 小動物鳥 ペット保険 「人と動物の共通感染症」は、動物34 通常、感染症の病原体は動物の種によって異なり、互いに病気をうつし合うことはありません。たとえば人の風邪がクシャミなどで人から動物へ、動物から人へうつることはありません。しかし、なかにはまれに人と動物に共通して感染するものがあり、それらを「人と動物の共通感染症(ズーノーシス)」といいます。 しかし、必要以上に恐れることはありません。これらは飼い主さんの心がけで防げるものがほとんどです。「動物を触ったあとは手を洗う」「ペットは定期的に駆虫する」「ペットのトイレは毎日掃除して清潔を保つ」など基本的なことはもちろん、引っかかれても傷つきにくいように「定期的に爪切りをする」「□み癖をつけない」なども予防になります。 ペットを溺愛している人ほど、ペットとキスをしたり、口移しで食べ物を与えたがりますが、こうした過剰なスキンシップは感染につながるため避けてください。が感染していても症状があらわれないものや、人の健康状態が悪いときに発症するものもあるため、人間とペット両方の健康管理が大切です。 免疫力の低い子どもや高齢者、慢性的な持病のある人は、感染して重症化しやすい傾向にあるため、予防を徹底する必要があります。万が一、感染の疑いがある場合は必ず病院で診察・治療してもらってください。人と動物で病原体が共通する感染症と、その感染源となりうる動物には、主に次のようなものがあります。哺乳類すべて哺乳類すべて 爬虫類 鳥 公的保険制度のない獣医療費の支払いは高額になりがちで、経済的な負担が大きくなるのが悩みのタネ。そんなとき頼りになるのがペット保険です。ペットが病気やケガで治療を受けた際に、医療費の一部または全額を補償してくれるものです。補償内容や保険料は各会社やプラン、ペットの種類、年齢などによって異なります。 ペット保険に入ることで、ためらわずに動物病院に連れていくことができる、治療の選択肢が広がるなどのメリットもあります。ただし、新規加入年齢には上限があったり、病気の既往歴によっては加入できない場合もあります。ペットから人にうつる感染症もある□狂犬病 □パスツレラ症 □猫ひっかき病 □サルモネラ症 □皮膚糸状菌症 □疥癬 □Q熱 □クリプトコッカス症 鳥□ 高病原性鳥 インフルエンザ 鳥□ オウム病 清潔を心がけ、きちんとしたしつけや飼育をしていれば、「人と動物の共通感染症」を必要以上に恐れることはありませんColumnペットとキスしたり、ペットに顔をなめさせる、一緒に寝るなどして感染することがあります。病気の感染はペットにとっても人にとっても悲しいことです。過剰なスキンシップは避けましょう。NG!人と動物の共通感染症の例
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