小動物の適正飼養




【ご挨拶】

<小動物>と一口に言いましても、たくさん種類があります。
私達がよくお店で見かけるのは「ウサギ」「ハムスター」「フェレット」「モルモット」
あたりが多いのではないでしょうか・・・
また、小学校や幼稚園などでは、
「ウサギ」「チャボ」「にわとり」などが飼育されていたりします。
動物園などの”ふれあいコーナー”では、
「ウサギ」「モルモット」などがいて、一度は見たり触れたりした事のある方が多いと思います。

小動物部会では、まずこういった身近な飼養動物のことを、
いろんな角度から勉強していこうと思います。
そして、身の回りで起きている問題にも目を向け、考えることができるよう、
知識を高めていきたいと思います。
小動物に関する「これは!!」という情報は、随時発信してまいりますので、
どうぞよろしくお願いします。


1.これから動物を飼おうと考えている方へ
2.飼うと決めたら
3.動物を迎え入れたら
4.仲良くなれるかな?
5.かわいい小さな命を守るために


【これから動物を飼おうと考えている方へ】

どんな動物を飼いますか?

どうしてその動物を飼おうと思いましたか?

今子どもサイズの場合、大人になった時の大きさを把握していますか?

その動物の寿命を知っていますか?

その動物の飼い方がわかりますか?



本協会では、以下の”飼い方リーフレット”を作成しております。

ハムスター
シマリス
ウサギ
フェレット
手乗りインコ
手乗り文鳥
オカメインコ
十姉妹

沼ガメ


※動物を飼い始める前に、その動物の習性を知っておく事はとても大切です!!
  本(一冊に限らず)やインターネットで調べたり、飼っている人から聴くなどして、情報を収集しましょう。
  特に、その動物を診てくれる動物病院は探しておきましょう。
  動物の体調が悪くなってからでは、間に合いません。
  動物の種類によっては病院をみつけることが難しいことがあるかも知れません。



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【飼うと決めたら】

その動物を連れてくる前に、飼育環境を整えましょう。
ケージ、エサ、水入れ、etc 準備は万端ですか?
今まで食べていたエサを急に変えると食べないこともあります。
動物の居る場所に温湿度計を取り付け、その動物にとって適温敵湿になるようにしましょう。


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【動物を迎え入れたら】

皆さんは全く知らない場所に行って、すぐに落ち着くことができますか?
無理ですよね。動物も同じです。
今までと違う環境に置かれ、最初はとても不安で落ち着かないと思います。
新しい環境に慣れるまで、まずはそっと見守ってあげましょう。
もちろんエサの食べ方、水の飲み方、排泄物の状態などはしっかり観察してください。
夜行性の動物だったら、皆さんが眠ってから活動するかもしれませんね。

※新しい家族を迎え入れたうれしさから、次々と触ったりするのはやめましょう。
  ストレスから体調を崩す可能性があります。




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【仲良くなれるかな?】

見ているだけでも可愛いものですが、なでたり、抱っこしたいと思う方もいますよね。
いつも愛情をもって世話していれば、慣れてくる動物もいるでしょう。
手でエサをあげることから始めても良いでしょう。
ただ野性味が強く人に慣れにくい動物もいます。
また個体によっては触られることを嫌がる動物もいます。
無理強いをせず、互いに良い関係をつくりましょう。

※上記のようなこともあり、「こんなはずではなかった・・・」と思うことも少なからずあるでしょう。
それが、鳴き声であったり、排泄物の量や臭いだったり、体臭だったり・・・・
その動物を飼ってみて初めてわかることも多々あるかと思いますが、
どうか飼育放棄だけはしないでください!!
これは人として最低の行為です。


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【かわいい小さな命を守るために】

体の小さな動物は、心臓もとても小さいです。(当たり前ですが)
急に驚かさないようにしましょう。
不妊手術ができない種が多いので、皆さんがバースコントロール(繁殖管理)することになります。
その動物に愛情をもっていれば、むやみに子供を産ませようとは思わないはずです。
年中繁殖可能なものもいます。いつの間にか殖えていた・・・ということの無いように気をつけましょう。
産まれる子供1匹1匹の将来に責任が持てるかどうか考えてみましょう。
またフェレットのように(たいていは不妊手術済みで売られている)、避妊の有無が命にかかわり、犬のように予防注射や薬で病気の予防をしなくてはならないものもいます。

※小動物の場合、診察されたり移動によるストレスが大きいので、
病気やケガをなるべくさせないように努力しましょう。
ちょっとした変化も見逃さないあなたの愛情が、動物を長生きさせることでしょう。




どんな動物も、飼い続けるには、労力とお金がかかるものです。
『可愛いから』『子供が欲しがるから』
『犬や猫は飼えないけど、小動物なら』
『飼いやすそうだから』・・・・・

決して安易な気持ちで飼いはじめる事のないよう、お願いいたします。



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