【フィラリア症の克服】

 去勢手術の際にしてもらった血液検査でフィラリア症にかかっていることが分かり、また病院の お世話になることになりました。ご存知の方も多いと思いますが、獣医さんの話ではフィラリアと 言うのは寄生虫の一種で予防薬を飲ませれば防げるものです。ジョンの場合は数が多いことから今 まで予防をしておらず、毎年繰り返しかかっていたんじゃないかと言うことでした。知り合いの犬 がフィラリア症にかかり治療も出来ず激しい運動も止められているという話を聞いたことがあった ので、『せっかく飼うことになったのに…』と思いましたが、獣医さんも「出来るだけの事はして 見ましょう」と言う事でフィラリア症の治療が始まりました。駆虫のための注射を2度と毎日家で 薬を飲ませましたが「要は殺虫剤を飲ませるようなものですから犬もとても苦しみますよ。」と 言われたとおり、ジョンはとても苦しそうに肩で息をしている時もありました。動き回って虫が血管に 詰まると良くないと言う事で激しい運動も止められ、散歩も近くにしか行けなかったので本当に 辛かっただろうと思います。この治療はとても犬に負担がかかるのでどんな犬にでも出来るわけでは ないそうです。後になって他の獣医は「フィラリアの治療薬を使えるのは闘犬並みの心臓を持つ犬 くらいだ」と言っていたと知り合いから聞いて驚きました。ジョンの場合そのかかりつけの獣医さんは ジョンの状態を知っていたし、保護して間もなかったので『その後一生薬を飲ませて行くよりは』と 判断されたのかも知れません。
 地域によって予防薬を飲ませる期間は多少異なるそうですが予防薬を飲ませ始める前には必ず 血液検査をし、その後は毎月薬を飲ませるだけで防げる病気なのですからかかってしまった場合の人や 犬への精神的、金銭的負担等を考えるとしっかり予防する事が大切だと感じました。 。

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