気の向くままに寅さんドライブ
【東北一周&海岸露天風呂の夕日(天気予報任せのコース決定)】
いよいよ本格的な寅さんドライブです。ゴールデンウィークを控えて、青森県黄金崎の海辺の露天風呂から眺める 夕日が素晴しいとの情報を得ました。ブラリーマンのパパは、気の向くままに黄金崎での一泊を含めて四泊五日で東
北一周の基本計画を立て、コースと宿泊場所は走りながら決めるという寅さんドライブをすることにしました。
出発当日の朝の天気予報では、日本海側は雨、太平洋側は晴れでしたので、東北自動車道に乗って一関インターで 降り、気仙沼フカヒレラーメンを食べてから陸中海岸を北上しました。宮古湾辺りまで行ける目処がついたので、マ
マが宮古国民休暇村に携帯電話しました。連休前の平日だったので予約OK。
夜のマイカー独り寝は新潟で経験済みでしたが、初日は初体験の時と同じようにママ・パパが入って行ったホテル の玄関をジーッと見つめてしまいました。朝にはママ・パパが戻って来ることが分かったので、二日目からは慣れまし
た。
さくらのご飯はいつもの通り、ドライフードとパパ手料理の野菜煮です。ドライフードは朝ご飯用:夜ご飯用の比率 を6:4で計量して五日分をポリ袋に小分けし、野菜煮は五日分を入れた鍋と卓上ガスコンロを持参。野菜煮は腐ら
ないように一日一回ガスコンロで煮沸しますが、コンロは少しの風でも消えそうになるので、パパは思いのほか手間 取っていました。
翌日は北東北を日本海側へ横断。お昼にママ念願の盛岡冷麺を食べてから、東北自動車道に乗って十和田インターで 降り、秋田県の能代から日本海沿岸を北上。国道走行は高速道並みに快調でしたが、日の入りに間に合うために時間
と競争しながら黄金崎に滑り込みセーフ。宿泊場所もママが携帯電話で確保できました。
午後は曇っていたのですが、なんと夕日の周りだけは雲が切れました。雲、空、海および太陽の色と形が刻々と移り 変わる情景は、何とも言えない素晴しさでした。ママ・パパはさくらが生まれる前の九州勤務当時に行った、長崎の
九十九島の夕日を思い出したみたい。翌朝、駐車場の車を見てびっくり。売出し中の温泉とはいえ、過疎の地に全国 各地のナンバープレートがあったのです。
三日目は世界遺産に登録されている白神山地の十二湖に寄ってから、津軽半島の十三湖でシジミ汁のランチ。そこか ら一般道路を南下して、十和田湖に注ぐ奥入瀬渓谷へ。滝の見える露天風呂つきホテルに泊まることができました。
四日目は小岩井農場経由で那須温泉の定宿に泊まって、翌日ゆっくりしてから埼玉に帰宅。五日間の総走行距離 2000kmの寅さんドライブでした。
(次回は寅さんドライブ【近畿&紀伊一周(知らない土地は明るい内に到着しよう)】の予定です)
2004.7.18 本澤清治 |