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♪ ♪ ♪ さ く ら の 寅 さ ん ド ラ イ ブ ♪ ♪ ♪

ワンちゃん & ブラリーマンの触れ合い(その5)

気の向くままに寅さんドライブ
【近畿&紀伊一周(知らない土地は明るい内に到着しよう)】


 パパは日本愛玩動物協会の講師をしています。そこの愛玩動物飼養管理士(ペット・ケア・アドバイザー)受験のための秋季スクーリングで「犬と猫の栄養学」を担当しています。その講師を京都会場で務めることになったので、京都経由の近畿&紀伊一周寅さんドライブを楽しむことになりました。余談ですが、さくらを含めて本澤家の食卓は、パパの栄養理論の実践場ですから、ママも献立に苦労しているみたい。
 東名・名神ハイウエイを西へ走りましたが、先ず気づいたのはママ・パパにとって、サービスエリアの施設や食事メニューの充実です。東北ハイウエイは時々利用していますが、利用客少ないので渋滞も少ない反面、サービスエリアのサービスは発展途上です。
 初日は琵琶湖近くに泊ろうと思って走りながら助手席のママが探したのですが、適当なホテルが見つからないままに関ヶ原を過ぎて多賀サービスエリアに来たら、そこには銭湯、仮眠室、ビジネスホテルまで用意されていました。パパは明日の午後、京都で講師を務めるので疲れを癒すためにホテルに泊り、さくらは何時ものようにマイハウスのマイカーで独り寝。
 京都ではパパが講師をしている間に、ママは551蓬莱の「豚まん」を見つけました。さくらは食べたことはないのですが、ママ・パパは食感と味付けと安さも気に入って以来、通販で時々買っているようです。
 夕方に京都を出発し、名神から近畿ハイウエイに乗り継いでから、ママが携帯電話を使って二日目の宿泊場所として富田林かんぽセンターを見つけました。その近くに来たときは午後7時を過ぎていましたが、緩やかなカーブと坂道の片側一車線の国道を順調に走行中、ガタガタという音と振動が発生したのです。停車してみると、新品に交換したばかりの左前輪タイヤの側面がバースト。国道は一見広そうに見えたのですが、その左側には暗闇の中、縁石が途切れ途切れにあって、センターラインぎりぎりに走らないと左タイヤが縁石にぶつかってしまうのです。縁石にはタイヤがしょっちゅうぶつかっているらしく、ゴムがへばりついて黒光りしていました。今回はタイヤ側面のバーストですみましたが、もし縁石にまともに乗り上げていたら大事故になったかも知れず、ゾーッとしました。
 暗闇の中、パパはマイカー買い替え後の初パンクでタイヤ交換に自信なく、JAFの救援を求めました。悪いことは重なるもので山の上にある、かんぽセンターへカーナビがみかん農道を案内したのです。真っ暗闇の農道の中、何とか脱輪なくやっとの思いで辿り着きましたが、四輪駆動車だったことで助けられたようです。後で知ったのですが、農道はみかん農家の軽トラックぐらいしか通らず、別に広い道路があったのです。これら二つの失敗から得た教訓は、「知らない土地は明るい内に到着しよう」です。
 三日目は歌舞伎でよく上演される安珍・清姫の道成寺に寄ってから、珍しいクエ料理が食べられると知って、紀伊半島先端近くの田辺かんぽセンターに泊りました。ママ・パパの話では、クエの鍋料理は美味しかったそうです。紀州といえば梅干ですが、通販で度々買っていた店に寄ろうと思って電話したら、来ては困るとの返事。仕方無しに、かんぽセンターの売店で梅干を買ったのですが、帰宅してから表示票を見たら、生産国は中国でした。ということは通販の梅干も中国産で、その会社は店を持たずに輸入梅干の倉庫保管と発送業務をしているのかと疑いたくなりました。地元の紀州産と思い込んでいたのが間違いだったのでしょうか。紀州のイメージを大切にするために県、或いは業界としての指導は無いのでしょうか。
 四日目は白浜、串本に寄ってから、(寅さんドライブ後に世界遺産登録された)紀伊山奥の熊野本宮大社へ。長い石段をやっとの思いで登った本殿敷地内は何と、犬立ち入り禁止。さくらは正門の外に繋がれて待っていました。ママとパパは、樹齢数千年と思われる大木の中の大社の荘厳さに圧倒されていました。その日は鳥羽泊りでした。
 五日目は鳥羽から小型フェリーで渥美半島の伊良湖岬へ。パパが勤めていた会社の水産研究所経由で浜松から東名ハイウエイに乗って、埼玉に無事帰宅。四泊五日の走行距離1600kmの寅さんドライブでした。

(次は寅さんドライブ【東北&北海道半周(大型フェリー乗船・道の駅泊り)】の予定です)

2004.8.28 本澤清治

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