【東北&北海道半周(大型フェリー乗船・道の駅泊り)パートI】
さくらの寅さんドライブの中で、メインエベントは二つです。その一つは6月後半にデッカイドウの北海道で、梅雨 がないことの実体験と美瑛の“パッチワークの路”、富良野でテレビドラマ「北の国から」の“拾ってきた家”と“石の
家”に行くことです。その計画は題名の寅さん的いい加減さで、全日程10日間という予定は決めたものの、パパは出発 間際まで北海道にはJR同様に車も海底トンネルを走って行けるものと勘違いしていたし、パパがかつて出張でよく行っ
ていた小樽では、油断大敵、宿がなかなか取れずに慌てました。
ひと先ず那須に一泊してから、秋田県角館の武家屋敷を散策し、乳頭温泉卿入り口の田沢湖高原国民休暇村・乳頭山 荘へ。満室で泊れなかった乳頭温泉本家の蟹湯温泉には、日帰り入浴したのですが、それは結果的に正解だったようで
す。蟹湯温泉は野趣豊かで温泉のハシゴができるのですが、湯治場的で設備は質素でした。さくらはママ・パパが温泉 でゆっくりしている間、何時ものようにマイハウスの車の中で大人しく待っていました。
青函連絡船の大型フェリーに、さくらも乗せて貰えるのかどうか不安でした。乗船券売場に「ペットは申告制で無 料、船内は車外禁止。」と書いてあり、ホッーでした。上船〜下船まで5時間くらい掛かるので、その前後にオシッコ
です。
北海道の初日は国道5号線を北上しながら、ママが携帯電話で八雲町の浜松温泉を探して泊りました。この近くで 買った「帆立貝のひも」は安くて美味しく、ビールのつまみにも最高、お奨め品です。ママは店の電話番号をメモして
いて、我が家の在庫がなくなったら注文すると言っています。
翌日は運河の街、小樽で寿司を食べ、パパが以前に勤めていた会社の小樽飼料工場と仲人をしたNさん宅を訪問、鰊 御殿と青山邸を見学してから、泊る所を探し始めました。ところが、平日にも拘らず木賃宿は愚かビジネスクラスも勿
論、料金的な理由で敬遠していたグランドと修飾語が付くようなホテル・旅館も全て満室。公衆電話の電話帳を使い手 当たり次第に電話して、やっと探し当てたのがペット同伴OKで、素泊まり一人三千円の駅前民宿でした。宿帳なしで、
最初に料金前払いと引換えに部屋鍵と缶ジュース二本を持ってきた後は、帰る時に鍵を置いていけばよいとのこと。さ くらにとって、ママ・パパと同じ部屋に寝ることは良いのですが、他の犬の異様な臭いはノーサンキュー。
運河沿いは原宿並みに若い人が多く、オバサン・オジサンは、試食して美味しかった薩摩揚げと、ユニークな昆布専門 店で食べれば美人になる?という昆布、お金が貯まる?という昆布をお土産に買って旭川へ。
旭川では三浦綾子記念館に行きました。ママは三浦綾子が乗り移ったように、時間を忘れて見学していましたが、パ パは早めに済ませて、小説の氷点に出てくる見本林に繋がれて淋しかった、さくらと遊んでくれました。走行しながら
携帯で探したホテルは、市内が一望できる山の上にありました。さくらは何時ものようにカーホテルです。
(次は寅さんドライブ【東北&北海道半周(大型フェリー乗船・道の駅泊り)パートII】の予定です)
2004.10.10 本澤清治
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