【JPC埼玉県支部によるペットフード工場見学会の実施報告】

○埼玉県支部では、会員研修事業としてかねてより希望が寄せられていたペットフード工場見学会を
 企画実施しました。見学先は日本ペットフード(株)静岡工場です。
 初企画であり、特に平日の実施、貸切バスでの遠出になること、参加費との兼ね合いなど手探り状
 況での募集でしたが、幸い応募者が満杯となり計画通りの実施となりました。

○見学会当時の2006年3月3日は、それまでぐずついた天気が続いていたのですが、どうやら天候
 も回復して実施できることになりました。集合時間の8時30分にはほとんどの参加者(最終29名が
 参加)が集まり、ほぼ定刻に上野駅前を出発となりました。

○ところが、首都高に入って早々静岡に向かう東名高速道路が事故渋滞とのニュースが入りとっさの
 判断で、中央高速で迂回をしていくことにして、バスは一路新宿、八王子、大月を経由して富士五
 湖方面に走ります。御殿場で一般道におりて中央高速の御殿場に向かったのですが、その道筋は思
 わぬ雪景色が出現一同びっくりするなかバスは順調に進みました。目的地の静岡工場には30分程
 度の遅れで到着でき、早速会議室で用意頂いた昼食を取った後、工場長さんからの概要説明と
   CSテレビで放映された「ペットフードの出来るまで」を見て、いよいよ製造工程の見学です。

○二班にわかれ工場長ほかの案内で工場内部を見学、まず目に付いたのは生産ラインの中でのパッケ
 ージ包装過程で活躍するロボットアームや金属感知システムなどの正確さでこれがかなりの省力化
 に貢献しているようでした。
 もっとも注目したのはペットフードの原材料を攪拌成型するエクストルーダーと呼ばれる機械から
 ペットフードの形状になった、出来立ての製品を見たときです。この工程ではまだ水分を多く含ん
 でおり、フードは指で掴むとつぶれるような柔らかな感触でした。
 それが次の乾燥工程で水分がとばされて、市場に出回るペットフードの硬さになり、更に最終段
 階としてチキンやビーフ油を絡めて食味をよくして製品として完成、パッケージ化されるという一
 連の工程を体験することが出来ました。

○その後、製品の開発研究所に併設された動物施設を見学、実験用に飼養されている夫々80頭の犬
 と猫の様子を見ました。運動施設にいた犬たちは突然大勢の人間を見て興奮状態でしたが元気そう
  にしている姿を見てほっとしたところです。

○最後は工場の会議室に戻って、工場長や開発研究部門の担当者、飼養動物を担当する獣医さんなど
 に対する質疑が行われ、参加者からは製品開発過程での素材や商品の今後の課題点などについて次
 々に質問が投げかけられて最後まで充実した催しとなりました。予定した時間より1時間近く延長
 しての見学となりましたが、工場スタッフの皆さんのご協力で貴重な時間を過ごすことが出来まし
 た。

○帰路は一時雨に降られた場所もありましたが、沼津での買い物タイムを含めた休憩の後、
 到着時間を大きく遅れることもなく無事出発地の上野に到着し成功裏に参会となりました。最後に
 、紙面をおかりして見学会企画に快くご協力頂いた静岡工場の皆様に厚く御礼申し上げます。

記  埼玉県支部常任幹事 高野孝次郎



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