公益社団法人日本愛玩動物協会

2013年11月10日 記載

第3回勉強会

テーマ         講演『大阪府の動物愛護行政の実情と展望』『マイクロチップについての討論会』
日時            平成25年07月21日(日曜日)13:00~16:00  
場所            大阪府環境情報プラザ(大阪市中央区)
参加人数      支部会員 18名、その他 1名、合 計 19名

内 容
1.講演『大阪府の動物愛護行政の実情と展望』 講師:大阪府環境農林水産部 動物愛護畜産課 課長補佐 吉川信行氏                
・「食の安全課」と「畜産課」が来年度1つに統合され、動物行政の担当部門が一元化される予定     
・これからは学校教育に入り込み『命の大切さ』を伝えたいと思っているが、学校側ではカリキュラムが決まっていて入らせてもらえない                 ・・
・高槻の保護施設(犬以外の動物に対応)には週2回(月・金)咲洲庁舎から治療に行っている 譲渡年間で(猫)100匹を目指しているが、実際には70匹くらいしか譲渡できていない                        
・平成23年の返還は131件で、飼い主が判明した内容はマイクロチップ→2件 鑑札→1件 名札→1件にとどまり その他は飼い主による確認によるものであった
・近年犬を飼う人は増えているが、府へ持ち込まれる苦情は減ってきている
2.討論会『マイクロチップについて』
・マイクロチップについて基本的な事項をおさらいした後、以下のアンケートを行い討論に入った                                      
①自身が飼っているペットにマイクロチップを挿入しているか?                      
②挿入していなければ、その理由は? 出された理由について、なぜ挿入を推奨するのかを論破する回答を出し合う
・参加者中、装着済み→4 未装着→9 未装着の理由には「高齢で可哀そう」 「費用が分からない」 「体内に入れるのには抵抗がある」などが挙げられた。装着している側からは「犬の盗難や事故などの非常事態の場合オーナーを特定する方法として有効である」などの意見が出された

感 想
普段は見えにくい大阪府の動物愛護行政について実情を聞けたことは、管理士活動、支部活動のバックボーンとして有効であったように感じる。また、行政との関係を良好に保つ一助になったのではないか。
自身のペットにマイクロチップを装着していない支部会員が多かったが、その理由を発表してもらい、飼養相談の模擬回答を参加者で討議したことで、意識・知識の共有が図ることができたのではないか。