公益社団法人日本愛玩動物協会

2014年04月30日 記載

平成25年度第5回勉強会

日時       :3月12日(水)11:00~13:30
場所       :大阪府環境情報プラザ、犬管理指導所
テーマ    :『現場で学ぶ、大阪府動物愛護行政の取り組み』
参加人数 :支部会員 15名

内 容
① 大阪府環境情報プラザで職員の方から説明を受けた。
    大阪府犬管理指導所は、飼えなくなった犬・猫の引取りを担当している。
    その歴史と現状、その取組みについてのレクチャー。
   (業務内容)  
    犬・猫の引取り、抑留、処分、譲渡
    負傷動物(犬・猫)の回収、抑留、治療、回収箱の洗浄
    4つある分室(箕面・四條畷・藤井寺・泉佐野)で行なわれた業務の事務処理
   「犬のしつけ方講習会」の開催    
    その他
② 2班に分かれ、犬管理指導所の収容室を実際に見学した。  
   (収容室内の設備)  
    3つに仕切られた2列のオリ、CO2(炭酸ガス)を使う機械、子犬を飼育するスペース、物置など                         収容数が減ったこともあり、犬を追いたてるように移動させたりはしていない。
    また、CO2(炭酸ガス)を使う機械を使用していない。
    今はすぐに引取をせず、初回は飼い主を探すよう説得している。
    譲渡をする際には、「飼育できる環境にあるか」「禁止住宅ではないか」といったことを
    確認した上で行なっている
   (書類取り寄せや、自宅を見せてもらうこともある)。
③ 環境情報プラザに戻り、勉強(感想)会の場をもった。        
    参加者の簡単な自己紹介の後、感想や意見を述べ合った。                          

感 想
大阪府のホームページに掲載された資料を見ると、平成2年の犬抑留頭数は13,788頭だったのが、
平成24年には782頭と大きくその数を減らしてる。
1頭に割当てられるオリのスペースに、やや余裕があるような感じがするのも、
そうした事情が影響しているのであろう。   
ただ、まだまだゼロには程遠いのが現状だと言える。 
愛玩動物飼養管理士として、抑留される犬や猫などを少しでも減らせるよう、啓発活動をさらに推進したいと思う。
施設は昭和48年築ということではあるが、特有の「けものくささ」のようなものは感じられず、
清掃される職員さんの日頃の努力がうかがえた。
天気が良かったので、犬たちが建物の前に出ていて、職員さんに連れられて散歩をする犬もいた。